太陽光発電の新築・中古の違いについて
太陽光発電設備には、新築設備と中古設備があります。
新築設備と中古設備の最も大きな違いは「売電価格」です。
発電した電力の売却単価は国がFIT制度(固定価格買取制度)により、太陽光発電設備が認定を受けた年度によって定められています。
基本的に売電価格は年々下降傾向にあり、2022年度は~10円となる見込みです。
認定年度で売電価格が異なるということは、期待できる収入も異なってくるということですので、利回りや最終的なリターンをしっかりと計算しておきましょう。
中古の太陽光発電設備のメリット・デメリット
中古の太陽光発電設備のメリットは上でも述べたように、売電価格の高い物件が存在していることです。中古物件を良い条件で購入できれば10%以上の利回りを実現することも可能です。また、過去の売電の実績がデータとして残っていますので、売電収入を予想しやすいのも大きなメリットです。
ただしFIT制度の適用期間が20年と定められていますので、売電価格が固定されている期間を考慮しておく必要があります。また、経年劣化による機器の交換費用等も新築に比べて早期に発生することが予想されます。
利回りだけを気にするのではなく、こういった費用等を含めた最終的なリターンがプラスとなるような出口戦略を立てておくことがポイントです。
新築の太陽光発電設備のメリット・デメリット
新築の太陽光発電のメリットはFIT制度の適用期間がまるまる20年あることと、中古物件に比べてメンテナンス費用が発生するまでの時間に余裕があることです。
一方で新築物件は売電価格が低いので表面利回りが低いことがデメリットであり、優良な投資物件に見えないことがあります。しかし中古物件でお話ししたように最終的なリターンがプラスになるような出口戦略を立てておくことができれば、中古物件よりも手間のかからない投資となるでしょう。
まとめ
基本的に中古の太陽光発電設備のほうが利回りは高く設定されていますが、最終的なリターンも