太陽光発電事業の保険負担範囲は？

太陽光投資の大きなリスクのひとつに「自然災害」があります。太陽光パネルは野ざらしになっていますので、自然災害を避けることはできません。

こういったときに役立つのが「保険」です。この記事ではどのような災害に対して保険が適用されるのかを解説していきます。

太陽光発電投資の保険とは？

太陽光投資の保険として代表的なものが「企業総合保険」です。

聞き慣れない名前かもしれませんが、企業総合保険とはいわば法人向けの「火災保険」のことです。

実は火災保険の加入は法律上義務付けられているわけではありませんが、賃貸住宅や住宅ローンを利用するためには火災保険の加入が条件となっている場合がほとんどです。

これはなぜかというと、例えば火災のような万が一の事態が発生してしまったとき、保険に入っていないと修繕費用やローン残債だけが残ってしまい、以降の人生に大きく影響を与えてしまうからです。

太陽光投資における企業総合保険も様々な災害という万が一の事態に備えるためのものであり、法律的に義務付けられてはいないものの検討は必須と言えるでしょう。

太陽光発電投資の保険が適応される範囲

それではいくつかの自然災害を例にして、保険が適用されるかどうかを確認していきましょう。

・津波

基本的に津波の被害は補償範囲外としている保険がほとんどです。

しかし津波は地震によって発生するものなので、地震に対する補償特約をつけることで補償範囲内とすることが可能です。

・地震

地震も基本的には補償範囲外とされており、特約をつけることにより補償範囲内にできます。

火災保険において地震保険を付帯させるかどうか選択できるのと同様だと考えれば分かりやすいのではないでしょうか。

・火災

企業総合保険は法人向けの火災保険ですので、火災は保険の補償範囲内となります。

ただし地震によって生じた火災については補償範囲外となり、地震に対する特約が必要となります。

まとめ

保険会社によっては補償範囲が他と異なる場合もありますので、内容をよく確認することが重要です。

自然災害リスクに備えるために、ぜひ保険を検討してみてください。